★★☆☆☆
書店で刺激的なタイトルに惹かれて面白そうだなと思い手に取った本。ところどころで蒙を啓かれる部分も多かったが、読み終えてみてあんまり愉快な本ではなかったことは確か。 たとえば社会そのものに満遍なく西洋近代思想のイデオロギーが浸透しており、それ…
ガス・ヴァン・サントの『追憶の森』はマシュー・マコノヒー演じるアーサーという男が、自殺するために青木ヶ原樹海を訪れるところから始まる物語だが、アーサーの嫁はナオミ・ワッツだと知った瞬間に「おいおいナオミ・ワッツと結婚しておいて自殺だと?」…