サリー・ボンジャース / わかっちゃった人たち 悟りについて普通の7人が語ったこと

 この種のスピリチュアル本はほとんどの場合、覚者(グル)が覚醒までのプロセスやメソッドを提示する、というのが基本的なパターンなのだが、この本はそうしたいわゆるカリスマ的なグルではなく、むしろグルに指導されている側の、市井の人々が何らかのきっかけで"悟り"を得て、その後どうなったのかを語るという珍しいコンセプトのスピリチュアル本であった。

 まあ、この手の本は好きな人だけが読めばいいものであって、特に書くべきことは思いつかない。トニー・パーソンズ(よく知らない)という方の弟子で固まっている感はあったが、個人的には「ふむふむ」という感じで面白く読んだ。

(2014年 ブイツーソリューション ★★★☆☆)